IV号戦車D型 改修型(7.5cm KwK40 L/43)の製作
ドイツ軍は、1939年から40年に生産され、既に旧式化していたD型を、1942年後半に最新型のG型相当にアップグレードしました。
主な変更点は、主砲を7.5cm24口径砲から43口径への長砲身化、車台前面/側面、戦闘室周囲に増加装甲の追加、足回りをG型と同様な物へ交換、シュルツェンの装備です。
ただしシュルツェンは後から装備されたらしく、まったく未装備(NSKKの51号車)、砲塔のみ装備(NSKKの50号車)、両方装備した車輌(イタリア戦線(車体側はステーのみ確認))などの写真が確認できます。
車体に変形が有った為、経年の変形対策も兼ねてプラ版で補強しました。
履帯は分割式のマジックトラック。
予備履帯。
接着すると見えない場所ですが・・・
砲塔のシュルツェンですが・・・
反っています、これでは使えません
先端も妙な形に変形しています。
前半部を新造する事にしました。
ヒンジ部分は反った部品から利用です。
写真では分かり難いですがボルトの頭も再現しています。
シュルツェンのハッチストッパーも追加して完成です。
金属砲身はRBmodelsの製品。
砲塔シュルツェン後半部、何故か噛み合わないヒンジ。
噛み合う様に修正。
紛失防止用のチェーン。
ややオーバースケールになりますが、
エッチングパーツには無い立体感。
前後のフェンダーを抑えるスプリングを
細いモーターの巻き線を利用して作成。
補助エンジン排気管をアルミパイプへの置き換え。
マフラー排出部パイプの薄々攻撃。
ライトコード追加、フェンダースプリング、溶接後の追加など
組み完了。
細部塗装。
スミ入れ/マーキング
NSKK(国家社会主義自動車軍団)で教習車として使用されていた車輌を再現しました。このIV号戦車D型改修型は、大戦を生き延び現在はイギリス/ボービントンの博物館で余生を過ごしています。
小火器の注意書きは、パッションモデルズのデカールを使用しました。
司令塔と操縦手用の貼視孔には防弾ガラスに模したクリアパーツが入ります。
ウェザリング等を経て完成です!(01/08)
サイトの完成品一覧に「IV号戦車D型改修車(7.5cm KwK40 L/43搭載)の製作 」を追加しました。
過去の完成品もご覧いただけます。